町長からのメッセージ

令和4年10月に執行されました大淀町長選挙におきまして、町民のみなさまからのご信任を賜り、町政を担わせていただくことになりました辻本です。新たな時代を切り拓かなければならない、町民のみなさまの期待に応えなければならないという使命感で心が熱くなります。

さて、本町におきましては、少子高齢化が進み、子どもの人数が減少しています。ひと昔前までは、朝には通学の児童や生徒の長い列が町内各所で見られましたが、最近ではその列が短くなっているように感じます。町内唯一の町立大淀中学校では一学年あたりのクラス編成が4学級になり、町内に3箇所ある町立の小学校でも単学級の学年が増えてきています。

また、進学、就職などさまざまな事情によって多くの若者がこの町から転出しており、将来の魅力の薄い町になりかねない危機感を感じています。

一方で、この町が好きで、家族や仲間とともに工夫しながら生活している方、これからもこの町で暮らしていくんだと頑張っておられる現役世代や若者、この町を選び移り住んでいただいた方など、この町の将来に期待をされている方々がたくさんいます。

いろいろな思いを持ちながら日々の生活を送られている町民のみなさまが、安心して生活できる町、活躍できる町、稼げる町に変えることが町の魅力を生み、好循環に転じる原動力になると考えます。この好循環を実現することが、地元企業の業績向上にも繋がり、起業もしやすい環境になると考えます。そして、今までこの町を支えていただいてきた先人や先輩たちへの恩返しに繋がるとも考えています。

町行政においては、水道や一般廃棄物処理、子育て・教育環境の整備、福祉サービスの充実、さらには防犯、防災・減災などの課題が山積しています。その課題解決を図るため、計画的で効率的な行政運営を行いながら、民意を正しく把握する手段を構築し、粘り強く改善行動を実践し、後に評価される持続可能な行政の基礎を作り上げてまいります。

次の世代に、魅力ある住みやすい町として引き継ぐことができるよう、町民のみなさまと共に歩んでまいります。町政に対する思いや願いをしっかりと受け止め、この町を良い方向に変えるために、一所懸命に取り組みますので、町政に対する一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。