鈴ヶ森行者堂/石塚遺跡の石造物(五輪塔)
[2019年5月15日]
大淀町下渕。近鉄下市口駅下車。商店街を南へ、岡崎交差点を西へ。徒歩20分。
行者堂は、昭和13年(1938年)に、車坂の石塚遺跡脇から現在地へ移築されました。旧地には「奥之院一之行場跡」の碑が立っています。共に移設された堂前の石灯籠一対には、「泉州鳥毛大小組」の銘があります。
行者堂前の石灯籠
昭和のはじめごろ、車坂の石塚遺跡から、葛城方面の石でつくられた五輪塔のかけらがみつかりました。行者堂の脇に置かれている石塔(五輪塔)の地輪がそれです。中央に「六百人念仏衆造立」、むかって左に鎌倉時代後期の正和4年(1315年)の銘文が刻まれています。
かつて石塚遺跡付近に立っていた、五輪塔の一部と考えられています。紀年銘がある五輪塔としては、当町でもっとも古いものです。
五輪塔(地輪)
動画での解説は、YouTubeのページ(別ウインドウで開く)をご覧ください。
業務時間:午前8時30分~午後5時15分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)