石塚遺跡
[2019年5月15日]
大淀町下渕車坂・桧垣本高見台。交通の不便なところですので、下市口駅からタクシーが便利です。
石塚遺跡というのは、車坂峠の頂上にある直径約30m、高さ7mの塚です。この塚はおもに近くの地層に含まれている、握りこぶしから人の頭サイズの石を積み上げて作られています。
かつて当地に立っていたと考えられる、鈴ヶ森行者堂に移された五輪塔の地輪の銘文から、鎌倉時代後期には寺院などの施設が付近に並んでいた事を推測できます。
この鎌倉時代の銘文がある五輪塔が、同じ塔の火輪・空輪のかけらを使って、石塚付近に復元されています。
平成2年(1990年)7月1日、信仰遺跡としての価値が認められ、町指定の文化財となりました。
石塚遺跡
石塚遺跡の五輪塔(水輪以下は復元)
動画での解説は、YouTubeのページ(別ウインドウで開く)をご覧ください。
業務時間:午前8時30分~午後5時15分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)